はんもくノート

  「はん・もく」ノートとは、日々の練習から感じ取った「反省」と「目標」を、子どもたちが詩や作文にして書き綴ったノートの呼び名です。「はん・もく」は、その「反省」と「目標」という言葉を「反」と「目」に略したうえ、表記をひらがなに変え、独自の概念によって創案した造語です。
  
 公益財団法人日本スポーツ協会は青少年にスポーツを指導する場合、その実技のみに偏らない個別の「学習活動」を行うよう求めています。「はん・もく」ノートは、それに基づく取り組みです。当初は「題材はテニスから」と勧めましたが、現在は「好きなことを自由に書いてよし」に改めました。
  
 なお、20013月までの作品は「作文集」第1刊に集成し、
以後の作品は第14刊(2021年5月18日に発刊)まで版行を重ねました。

【※番号が煩雑になったため、2017.11.23分から新たにNO1の番号としています。】

№1   小さな花  

2017・11・23

仲安 志織(小6)

 公園で小さな花を見つけた。白くてかわいい花だった。周りには雑草が生えていたから、雑草の仲間かも知れない。しばらく見て家に帰った。

 次の日、同じ公園に行った。でも、あの白い花はなかった。だれかが摘んでいったのか、かれたのか分からない。少し、さみしい気持ちになった。

 いつかまた、あのかわいい花に出合えるだろうか。

(京都新聞に掲載)

 

 

No.2   もしかして……

2018・2・27

横山 友佳子(小5)

 きょう、学校へ行くと四人が休みだった。一人がインフルエンザ、三人が体調不良だった。

 一時間目が終わると、一人がしんどいと言って保健室へ行った。でも、もどってこなかった。先生が、熱が出ていたと言った。わたしは、もしかしたら学級閉鎖になるんじゃないかなと思った。

 昼休みになると、一人が頭がいたいと言って保健室へ行った。もどってきて熱はなかったと言った。でも、家に帰っていった。

 しばらくすると、別の一人がまた頭がいたいと言った。そうじの時間、その子がいないことに気づいた。

 わたしは、ますます心配になった。

(京都新聞に掲載)

    

  

No.3   卒業      

2018・3・13

仲安 志織(小6)

 もうすぐ、小学校を卒業する。泣いても笑っても、あと二ヶ月で小学校生活が終わる。入学式のことをふり返ると、わくわくした、あの日のことがよみがえってきた。 

 いろんな人と交流してきた。悲しいとき、苦しいとき、どんなときでも学校へ行くと笑顔になれた。それは、友だちがいたからだ。

 六年間という長い日々を過ごした小学校を離れ、中学校へと旅立っていく。今までお世話になった先生方には感謝のきもちでいっぱいだ。安心してもらえるような人間になりたい。そして、恩返しをしたいと思った。

(京都新聞に掲載)

   

 

No.4   ハイタッチ卒業      

2018・3・13

髙山 万希(小6)

 持久走記録会が行われた。毎年、桃山城の周りを走る。六年生が走る距離は、およそ二km。私の目標は五位以内に入ることだった。 

 スタートした。学校で練習してきたコースと違って、砂利道やアスファルトがあり、走りにくかった。細い道もあり、前の人を抜かすのが困難な箇所もあった。

 たくさんの人が応援をする中、私は走った。日ごろの練習の成果を発揮することができた。なんと六年生全体(八二人)で三位、六年生女子で一位という結果を出せたのだ。

 家に帰ると母が何も言わず、右の手のひらを私に向けて待っていた。ハイタッチだと分かった。うれしかった。私は思いっきり母の手をたたいた。とても気持ちよかった。

(京都新聞に掲載)

  

 

No.5   つばめ      

2018・7・1

横山 友佳子(小6)

 わたしの家には、毎年つばめが来る。 

 四月下旬、つばめがやって来て、いつもの場所に巣を作った。五月中旬、五羽のヒナがかえった。年々数が増えて、今年は一番多い。  

 ヒナは、飛ぶ練習を始めて、巣にいないときがある。巣に帰ってくるとき、低く飛んでくるので、少しこわい。 

 ヒナのからだが大きくなり、全員が巣に入れなくなった。二羽が巣の近くの、たなのような所で休むようになった。 

 ヒナたちは、もうすぐわたしの家から巣立っていく。さみしくなるけど、来年がまた楽しみだ。

(京都新聞「少年少女わたしの作品」に掲載)

   

  

No.6   テニスのがっしゅく       

2018・9・26

細川 莉子(小1)

 がっしゅくのれんしゅうで、がんばりたいことはみっつです。ひとつめは、ボールがネットをこえるようすることです。ふたつめは、サーブのれんしゅうで30きゅういれることです。みっつめは、バックでまっすぐうてるようにすることです。そのために、いっぱいれんしゅうをしたいとおもいます。 

 たのしみなことも、みっつあります。ひとつめは、がっしゅくにいく、くるまのなかでながいじかん、ビンゴゲームができることです。けいひんは、おもちゃかおかしです。どちらがあたるか、きんちょうします。

 ふたつめは、おとうさんとおかあさんといっしょにテニスをすることです。ほかのおとうさんやおかあさんとテニスをするので、ドキドキします。

 たのしみなことのみっつめは、とおいところでながいじかんれんしゅうできることです。いつもおひるでれんしゅうをおわってかえっていました。

 はじめてのがっしゅくできんちょうしますが、みっつのがんばることと、みっつのたのしみなことをたいけんしたいとおもいます。 

     

 

№7   そうじ

2018・11・24

細川 莉子(小1)

 きょうは朝から、そうじをしました。まずはトイレです。はじめは、むずかしいとおもっていたけど、かんたんにできました。

 つぎは、かいだんをそうじしました。そうじきでゴミをすいとって、ぞうきんできれいにしました。

 つぎは、せんめんじょをそうじしました。ここが、いちばんかんたんでした。

 そうじは、たのしくてきもちよかったです。

(2019年2月10日の京都新聞「少年少女の作品」に掲載)

  

 

№8   はんきゅうデパート

2019・4・9

岡村 茉音(小3)

 四月九日に、お母さんといっしょに電車で大阪梅田へ行き、デパートに入りました。

 はじめに、お昼ごはんを食べました。私はお子様ランチをたのみました。

 お皿の上には、はんきゅう電車のかたちをしたカバーがのっていて、そのカバーをひらくとミニオムライス、トマトケチャップのスパゲティ、ハンバーグ、からあげ、えびフライ、サラダが出てきました。ポテトも入っていて、とうめいのポテトせんようのようきに、つめてありました。

 デザートには、アイスクリームが出ました。バニラあじで、こおったいちごとブルーベリーの上にいちごソースがかかっていて、その下にはコーンフレークがしいてありました。おいしかったけれど冷たすぎて、お母さんに少し食べてもらいました。

 ごはんを食べた後、バームクーヘンを売るクラブハリエというお店で、クッキー作りをしました。

 手あらい場で、手に石けんをつけてゴシゴシとこすり、しっかりとあらいながしました。  次に、大きなクッキーの生地に自分の手形をつけました。そのクッキーをやいている間に、アイシングクッキーも作りました。

 二つとも上手にできあがり、家に持って帰りました。おいしかったです。楽しい一日でした。

 

            

№9    小学校と中学校のちがい

2019・4・18

横山  友佳子(中1)

 中学校に入学して、びっくりしたことが三つあります。

 一つは、そうじをする時間です。小学校では給食をすませてからでしたが、中学校では六時間目が終わってからでした。今も、慣れていません。

 二つ目は、休み時間が五分から一〇分に変わったことです。友だちと話す時間が長くなりました。

 三つ目は、チャイムのリズムが速くなったことです。小学校のチャイムはのんびりしていたんだな、と思いました。

 

 

№10   テニスのわざ

2019・5・23

細川 莉子(小2)

 テニスで学んだことがあります。

 一つはボールを打つとき、ドライブをかけるというわざです。ラケットでボールを上のほうにこするうちかたです。まだ自分ではよくわからなのですが、いしきしてこするように打ちたいと思います。

 もう一つはサーブをするとき、とびはねないようにすることです。とびはねると、ボールを同じところで打つことができなくなって、あっちこっちにとんでいってしまうからです。

 学んだ二つのわざを早くおぼえて、しあいにかちたいです。

 

 

№11   はなび

2019・5・29

細川 莉子(小2)

 よどのけい馬場へ、はなびを見にいきました。かぞく4人で、でんしゃにのって行きました。

 けい馬場は人が多くて、ざわざわしていました。せきにつくと、どきどきしました。

 はなびは大きかったり、小さかったりして、きれいでした。色やかたちもいっぱいで、ひかりのショーみたいでした。

 でも、ちょっとびっくりしました。はなびのおとが、おなかにどーんとひびいたのです。

(6月30日に京都新聞に掲載)

 

 

№12   ヘアカット

2019・6・16

山本 奈津(小3)

 金曜日に、かみの毛を切りに行きました。お店に着くと、まず、かみを洗ってもらいました。洗い方やお湯の流し方が上手で、気持ちよかったです。

 シャンプーやリンスは、とてもいいにおいがしました。どこのメーカーのものか、気になりました。

 次はかみの毛を切ります。カミソリのようなもので長さ二〇㎝ぐらいを切ってもらいました。切られた毛が首のあたりに落ちるとき、くすぐったく感じました。

 最後に、かみの毛をハサミで切ってもらいました。このときも、いっぱい切ってもらいました。かみの毛全体が短くなって別人のようになりました。

 このヘアスタイルが、わたしににあうかどうか不安でした。でも気に入りました。

 

 

№13   しそジュース

2019・6・16

細川 莉子(小2)

 うめぼしをつくるときにつかう赤色のしそで、ジュースをつくりました。

 はじめに赤しそをお湯に入れました。すると、こいむらさき色の葉っぱが、みどり色に変わりました。

 そのお湯にクエンさんを入れると、すぐにきれいな赤むらさき色に変わりました。葉っぱが、まほうにかかったようでした。

 おさしみに、もりつけてあるみどり色のしそとくらべて、味はぜんぜんちがっていました。しそジュースは、あまくてすっぱい味でした。

 

 

№14   えんそく

2019・6・13

大杉 康介(小2)

 6月14日に、えんそくに行きます。どこへ行くか、まだわかりません。山へ行くのか、こうえんへ行くのかたのしみです。

 山へ行くのも、こうえんへ行くのもでん車にのるけど、こうえんでは山のぼりができません。ぼくは、山のぼりがすきなので、山へ行きたいです。

 でも、こうえんへ行くことがきまっても、たのしみです。はやく、えんそくの日がきてほしいです。

 

 

№15   ホタルの夕べ

2019・6・14

岡村 茉音(小3)

 金曜日に学校で行われた「ホタルの夕べ」というホタルが見られるイベントへ行きました。

 去年も行ったけれど、そのときはおそくなってはダメなので少しだけ見て、とちゅうで帰りました。

 今年は、たくさんのホタルを見たいと思いました。だから、最後まで見ることにしました。ホタルがキラキラ光っていて、とてもきれいでした。

 

 

№16   水泳

2019・6・21

山本 奈津(小3)

 金曜日から、学校で水泳の学習が始まりました。

 はじめに水着に着がえます。タオルでからだをかくして、人に見られないようにします。不安だったけれど、何とか着がえられました。

 次は運動場に行き、たいそうをしてシャワーをあびます。少しさむく感じました。

 その後、じゅんび運動をしてプールに入りました。プールの中で①歩く、②走る、③名前をおぼえていないわざ、④けのびというわざ、⑤バタ足で歩く、⑥好きな泳ぎをしてもどりました。ほかにも、いろんなおよぎをしました。

 おもしろかったので、次の水泳の学習が楽しみです。

 

 

№17   楽しいテニス

2019・6・29

山本 奈津(小3)

 わたしは、六月からテニスを習っています。きょうは、そのテニスについて書きます。

 テニスを始めようと思ったきっかけは、兄と姉がテニスをしていて、きょうみをもったからです。

 わたしは、バックがうまく打てないので練習をいっぱいして上手になりたいと思っています。サーブも五分の二ぐらいしか入らないので、一〇本打ったら九本は成功するようになりたいと思います。

 フォアでも、ドライブのかかった速いボールを打つことが目標です。

 

 

№18   新聞にのった作文

2019・7・4

細川 莉子(小2)

      「はなび」の作文が新聞にのった

      とお母さんが言った

      すぐによんだ

 

      学校で先生に見せた

      すごいと言われた

 

      友だちがいっぱいあつまった

      びっくりした

      うれしかった

      きもちよかった

 

      またがんばって

      書こうと思った

 

 

№19   ボブカット

2019・9・21

細川 莉子(小2)

      いもうとが かみを切りにいった

      いつも切ってくれるお姉さんが 

      いなかったので ちがう人がきた 

 

      いもうとは  とちゅうから

      ねむたそうにしていた

      そして  ついにねむってしまった

 

      わたしは  ビックリした

      お母さんが  たすけにいった

 

      いもうとのかみがたは

      きょうもボブカット

      とてもかわいくなっていた

(10月13日の京都新聞「少年少女の作品」に掲載)

 

 

№20   妹の名前          

2019・10・8

細川 莉子(小2)

 わたしの妹の名前は「ここ」といいます。ようち園の年少さんです。

 ここは、自分のことを「わたし」と言わないで「ここちゃん」、「ここちゃん」と言います。

 お母さんが毎日毎日、「わたし、と言いなさい」と何回も何回も注意します。言われると、しばらくなおります。でも、こんどは、「こっちゃん」に変わります。そして、またおこられます。

 たまに、ここちゃんは自分のことを「わたし」と言います。おもしろいです。わたしはおかしくてクスッとわらってしまいました。

 

 

№21   軽くなった頭         

2019・10・20

山本 奈津(小3)

   かみの毛を切りに

   美容院へ行った

   生まれて初めて

   ショートカットにしてもらう

 

   とてもドキドキした

   にあうかどうか

   不安だった

 

   家族が

   「かっこいい」と言ってくれた

   頭が軽くなった気がする

   わたしは気に入った

(11月17日の京都新聞「少年少女の作品」に掲載)

 

         

№22   九九         

2019・11・8

大杉 康介(小2)

 九九のべんきょうをしています。クラスで、ぼくだけがはじめて9だんを言えました。

 どうして言えるようになったかというと、1から5だんまではむずかしいけれど計算したら、らくにできることがわかったからです。

 つぎは、8のだんをおぼえたいと思いました。

 

 

№23   複雑な気持ち

2019・11・18

山本 奈津(小3)

 わたしの作文が新聞にのりました。その新聞を友だちが学校に持ってきました。そして、みんなに見せてまわりました。

 帰りの会が終わって教室にのこっていたとき、その友だちがこんどは先生に新聞を見せました。先生はわたしの作品をカメラでとりました。

  新聞にのったことはうれしかったけれど、書いた内容をみんなに見られて、ちょっとはずかしい気持ちになりました。

 

 

№24   じまんの小学校

2019・11・20

岡村 茉音(小3)

 私が通う学校は145年前に建った長岡京市立神足小学校、市内で2番目に古い小学校だ。今年、校舎が新しくなって屋上にプールができた。

 4月のクラスがえで、仲の良い子と別れて不安になったが、すぐに新しい友だちができた。担任は漢字をくわしく教える先生で、書き順、はらい、とめに気をつけるようになった。学校の竹やぶでタケノコほり、田んぼで田うえの体験をし、そのタケノコとお米は給食に出される。

 そうじの時間が来るとテーマ曲「情熱大陸」が流れる。全校生をたてわりにしたチームがあり、高学年が低学年にやさしく教えるので1、2年生は安心してそうじをがんばっている。

 下校する前の「帰りの会」では、みんなで決めた「今月の歌」を歌う。男子が大声を出すので、ちょっとうるさいが、とても盛り上がる。そんな楽しいことがいっぱいの神足小学校は、じまんの学校である。 

(12月11日の京都新聞「少年少女の作品」に掲載)

 

 

№25   野球ゲーム        

2019・11・21

大杉 康介(小2)

 友だちの家に行きました。友だちが、「すきなゲームをしてもいいよ」と言ったので、したことがない野球ゲームをえらびました。ストライクやボール、アウトやセーフ、ホームランも、ちゃんとありました。

 ぼくは2点しかとれず、まけました。つぎは、かちたいとおもいました。

 

 

№26   楽しみなクリスマス

2019・11・22

細川 莉子(小2)

 クリスマスツリーのかざりつけをしました。ツリーの高さは、妹の身長と同じぐらいです。かざるのはサンタさんの人形、ラメのボール、紙の星などで、ふくろの中にいっぱい入っていました。

 妹と、かざりつけを競争しました。もう少し、かわいいかざりがほしいと思いました。

  クリスマスイブにはプレゼントがとどくので、とても楽しみです。そのために、かざりつけをがんばりました。

 1年生のときのプレゼントは、ツリーにつるされていました。今年は、どこにとどくのでしょう。

 

 

№27   勝つために

2019・11・24

岡村 茉音(小3)

 テニスの練習で、心がけていることが三つあります。

 一つは、ボールとの距離を適正に取って打つことです。私は、お腹のすぐ前で打つくせがあります。だから、ラケットの芯にボールが当たらず弱い打球しか打てないのです。

 二つ目は、相手が打ったボールの落下点からしっかり下がり、左足をふみこんで打つことです。私のくせは、ボールに近づきすぎることです。だから打点が高く、体重をのせて打つことができず、スピードのない打球しか打てないのです。

 三つ目は、ダブルフォールトをしないことです。ダブルフォールトは、相手が何もしないのに得点を与えてしまう最悪のプレーです。そんなことを早く卒業して、威力のあるサーブを打てるようになりたいと思います。

 練習が終わって試合をするときは、ペアと声をかけ合うようにしています。ミスをしてもはげまし、得点を取ったら「ナイスプレー」と言ってハイタッチをします。

 ここまで書いてきたことは、大会で一つでも多く勝つための条件です。きちんと身に付けたいと思いました。

 

 

№28   テスト

2019・11・28

大杉 康介(小2)

 28日に、さんすうと国語のテストがかえされました。さんすうは100点、国語は95点でした。

 さんすうは、たまにまちがうけれど、国語は1もんまちがいが多いです。

 つぎのテストでは、国語が100点とれるようにがんばります。

 

 

№29   大好きなクレイクラブ

2019・11・29

山本 奈津(小3)

 わたしは、5月からクレイクラブにかよって、ソフトテニスを習っている。

 練習コートへ行くのは遠い。家が伏見区の羽束師で、コートが東山にあるからだ。でも、行く日はワクワクするし、練習が楽しい。

 なぜ楽しいのか。コーチがおもしろいことを言ったり、おもしろい練習を考えたりしてくれるからだ。みんながわいわい、がやがや言う。クレイクラブは、楽しいことでいっぱいだ。

 

 

№30   バードくん

2019・11・31

細川 莉子(小2)

 テニスの練習中に、とりがかなあみにぶつかってコートにおちてきた。見にいくと、動かなかった。

 目をあけたままだったので少しこわかった。ほねはおれていないかな。いたくなかったかな。まだ生きているのかな。

 生きていたら、家に帰ってほしいと思った。でも、ずっと動かなかった。森コーチが死んだ、と言った。みんなであなをほっておはかをつくり、うめてあげた。

 テニスコートの近くのじんじゃに行って、おいのりをしてあげた。みんながバードくんと言った。かわいそうだった。

 

 

№31   全国大会に行きたい

2019・12・6

細川 莉子(小2)

 小学生のソフトテニスには春と夏の2回、全国大会がある。春の大会は、ディズニーランド近くの千葉県の白子町で行われる。夏の会場は毎年変わる(今年は栃木県で行われ、来年は福岡県で開催)。

 12月1日、春の全国大会の京都府予選が開かれた。わたしは、まおちゃんとペアを組んで4年生以下の部に出た。

 リーグ戦で2回勝てば決勝トーナメントに進めて、そこで1回勝てば全国大会に行ける。でも、リーグ戦で1回しか勝てなかった。

 全国大会に行く。それが目標だ。だから、練習をがんばる。森コーチの言うことを素直に聞くようにする。

 

 

№32   クリスマスプレゼント

2019・12・17

岡村 茉音(小3)

 サンタさん当てに手紙を出しました。クリスマスプレゼントにほしい物を、です。

 私はソフトテニスを習っているので、ラケットがほしいと書いて、クリスマスツリーのてっぺんにかざりました。

 その手紙はきょうも残っていて、サンタさんはまだ来ていません。いつ来るのでしょう。今年は来ないのでしょうか。心配です。

 

 

№33   けんばんハーモニカ

2019・12・19

細川 莉子(小2)

 わたしは、けんばんハーモニカが大すき。わけは、いろんな音を出せるし、自分のすきな音がくをひくことができるから。

 ジングルベルのきょくがすき。冬のイメージにぴったりで、ベルの音にきこえるから。きょくのおわり方がわからなかったけれど、いろいろくふうしてれんしゅうしたら、せいこうした。

 これからも、いろんなきょくにチャレンジしたい。

 

 

№34   冬休み

2019・12・27

山本 奈津(小3)

 12月25日、神川小学校は冬休みに突入した。

 冬休みは、たったの13日なのに宿題がたくさん出た。国語・算数・社会・理科にプリントが数枚ずつで合計10枚。そのほかに、リコーダーの練習と自主勉強を5ページいじょうしなければいけない。みんなが、宿題が多いと言った。

 でも、冬休みはワクワクすることでいっぱいだ。クリスマスプレゼント、じょやのかね、はつ日の出、はつもうで、お年玉、お出かけなど。宿題をしながら、楽しみたいと思っている。

 

 

№35   おもちつき

2020・1・3

岡村 茉音(小3)

 お正月に、おもちつきを体験しました。あつまったのは15人です。

 場所は古い町家をかいそうしたゲストハウスで、広い土間がありました。木のわくでつくった土台に、重い石うすをセットしてお湯を流しこみ、タオルでふいてきれいにすると、じゅんび完了です。

 おもちつきが始まりました。あつあつにむしたもち米をうすの中に運び入れると、もち米の良い香りが土間に広がりました。

 そのもち米を大人が、きねで平らにならして、つき始めます。ぺったん、ぺったんと大きな音がひびいて、もち米がだんだんとおもちに変わっていきました。

 私も、いっしょに来た母も、つかせてもらいました。きねは重かったけれど、力いっぱいふりおろしました。つきあがったのは、つやつやのおもちです。

 お米をきねでつくだけでおもちになることを知り、びっくりしました。むずかしかったのは、おもちを丸めることです。しわができないように、やさしくなでました。

 さっそく食べました。きなこ・大根おろし・なっとう・チーズもちなどです。いっぱい食べました。つきたてのおもちは、かくべつなお正月の味でした。

 

 

№36   チョコ        

2020・1・3

細川 莉子(小2)

 1月3日、15才の犬のチョコが死んだ。クリスマスイブから、しんどそうだったけれど、ひろしまのいとこがいるあいだは、がんばっていた。でも、いとこが帰ってすぐにチョコは死んでしまった。

 みんながたのしそうにあそんでいるのを、チョコは見てくれていたのだと思う。そして、チョコもお正月をたのしんでいたのだと思う。

 わたしがかなしくてないていたとき、4才の妹がきて「チョコちゃん、死んだの?」と言った。わたしは「そうだよ」とこたえた。妹は、ふしぎそうにしていた。

 チョコがねむったはこに、食べものやお花、リードを入れてあげた。お寺に行って、みんなでおまいりをした。わたしは「チョコちゃんが天国でもしあわせになりますように」とおねがいした。

 

 

№37   京都タワー

2020・1・17

細川 莉子(小2) 

 わたしの家からしばらく行くと京都タワーが見える。

 夜になると明るくライトアップしているが、きれいな色の日もある。むらさきは「ぼうりょくをなくそう」、みどりは「タバコをすわないようにしよう」という意味だ。

 心に残ったのはクリスマスカラーだった。赤とみどりが半分ずつ、ともった。

 思い出したのは、おばあちゃんとのぼったことだ。いろんなおみせがあり、おかしをつくって、まっちゃをのんだ。とてもたのしかった。

 

 

№38   マラソン大会           

2020・1・23

大杉 康介(小2)

 1月21日に、マラソン大会がありました。グループA、B、Cのじゅんに走りました。ぼくはCグループです。

 もくひょうは、3いまでに入ることです。でもぼくは19いでした。

 もくひょうが高かったと思います。つぎに走るときは10いを、もくひょうにします。

 

 

№39   雨がアメに

2020・1・23

細川 莉子(小2)

 学校からの帰り道でのことだった。

 雨がふってきた。見上げると大きな雨つぶが見えた。なんだか雪みたいだった。

 そのとき思った。その雨つぶ全部がおかしのアメだったらいいのに、と。

 アメが世界中にふって、食べものがなくてこまっている人にとどいたら、少しはおなかがふくれて、たすかるかもしれない。口をあけたらアメがどんどん口の中に入っていく。えがおになってくれたらいいな、と思った。

 

 

№40   おじいちゃんのケガ

2020・1・30

細川 莉子(小2)

 この前、おじいちゃんがおうだん歩道でこけて、大ケガをしました。あわてて走って、思いっきりころんだのです。

 おじいちゃんを見たときはビックリして、体の力がぬけました。口と右のゆびを4はりずつぬって、口と手はパンパンにふくれていました。とてもかわいそうに思いました。

 おじいちゃんは、食べものは小さくきって食べ、お茶はストローでのんでいます。おふろにも入れません。

 この作文を書いているときも思い出して、えんぴつをもつゆびが、なんどもとまりました。

 

 

№41   クラブの宿題

2020・1・31

山本 奈津(小3)

 私の通っているクレイテニスクラブでは、ノートに作文を書く活動がある。そのノートのことを「はん・もく」という。

 ジュニア部員が書いた作文を森コーチが見て、まちがった字や書き方がおかしい日本語を指摘してくれるのだ。そして、それを直してプリントにしてくれる。

 わたしたちは、そのプリントを家に持ち帰って清書し、1週間後に提出する。それは宿題だ。ノートは2冊あり、1週間ごとにノートを交換する。

 ときどきコーチがほめてくれる。それがうれしいし、クラブに行くのが楽しい。私の作品は新聞にのったこともある。

 

 

№42   むかしの歌           

2020・2・6

大杉 康介(小2)

 1月28日の音楽の時間に、むかしの歌をならいました。はじめて「ずいずいずっころばし」と「あんたがたどこさ」という歌をしりました。

 れんしゅうしたのは「ずいずいずっころばし」です。ぜんぜん歌えなかったけれど、いっぱいれんしゅうして、やっと歌えました。つぎは「あんたがたどこさ」を歌えるようになりたいです。

 

 

№43   妹の絵      

2020・2・7

細川 莉子(小2)

 妹は4才。この前まで、ぜんぜん絵が書けなかった。お母さんが「いつになったら書けるかな」と心配していた。

 わたしは絵を書くのが大すき。いろんな絵を妹に見せた。家ぞくだった犬のチョコ、花、食べものなど。

 少ししたら、妹は○を書けた。人の絵も書けて目やはな、口も書けた。とてもかわいい女の子の絵だった。

 「ほっぺたをピンクにしたら」と言ったら妹はピンクにぬった。2まいめを書いたときは、毛もついた。

 しらないあいだに、妹は4まいも書いていた。みんなへやにかざった。もっと上手になってほしい。

 

 

№44   とびばこ

2020・2・8

岡田 真規子(小1)

 2月7日の3じかんめは、たいいくでとびばこをしました。

 よことびこしは、ちょっとだけむずかしかったけれど、ふつうのとびかたは5だんとべました。

 とびばこは、ようちえんのときから大すきです。

 

 

№45   休校

2020・2・13

岡村 茉音(小3)

 コロナウイルスによって、全国の小中高校が休校になりそうだ。

 わたしの学校は、きょう3月2日の午後から休校になることが決まった。感染の広がりを防ぐためだということは分かるが、授業を受けられないのは、とても残念だ。

 休校が決定したので、もしかしたらテニスの練習もできなくなるのではないだろうか。すごく心配だ。

 

 

№46   父が心配   

2020・2・21

岡村 茉音(小3)

 最近、気になる事がある。新型コロナウイルスの流行だ。あっという間にたくさんの人に感染し、命を落とす人も出た。

 まだワクチンが開発されていない。しっかりと手洗い、うがいをして消毒すること、栄養と睡眠をじゅうぶん取る事が大切だ。気をつけたい。

 父は単身ふにんでベトナムにいる。世界に広がっている新型コロナウイルス。父が心配だ。

 

 

№47   山さい   

2020・3・4

細川 莉子(小2)

 お父さんが、山さいのたらのめとこごみをもって帰ってきた。たらのめは、山の王さまらしい。

 お母さんが、夜ごはんに山さいの天ぷらを作った。こごみはアスパラの味がして、おいしかった。

 たらのめはキャベツを小さくした形で、こごみは、くきの先っぽがぐるぐるとまきついていてふしぎな形だった。しらべるとぜんまいという山さいに、にていた。

 山さいは春にしか食べられない。ほかに、わらびやふきのとうというしゅるいもあるそうだ。それも食べてみたい思った。

 

 

№48   卒団

2020・3・10

岡村 茉音(小3)

 仲間の理紗子ちゃんが、もうすぐクレイスポーツ少年団を卒団する。

 理紗子ちゃんは去年の9月からクレイに来たので、9か月しか一緒に練習できなかった。だけど、いろいろな練習やお話をしたり、ご飯を食べたりして楽しい思い出がたくさんある。

 理紗子ちゃんが卒部する事を考えると、むねがきゅっといたくなり、悲しくなった。でも、中学生になってもクレイに来ると言っていたから、少し安心した。そして、部活で活やくするすがたを想像した。

 

 

№49   国語じてん

2020・3・19

大杉 康介(小2)

 国語じてんが、くばられました。とてもページが多くて、さいしょは、おぼえるのは無理だ、と思いました。

 でも、先生が使い方を教えてくれたので安心しました。うれしかったです。

 友だちと、国語じてんで、どちらが早く言葉をさがせるか勝負しました。勝ったり負けたりしました。とても楽しいと思いました。

 この国語じてんが大すきです。

 

 

№50   春休み

2020・3・23

山本 奈津(小3)

 明日から春休みに突入する。

 今日は修了式が行われた。いつもは体育館で行われるが、今年はコロナウイルスのえいきょうで、校内放送を教室で聞くスタイルに変わった。たくさんの人が一つの場所に集まることをさけたのだ。

 先生や全校生の、いろんな顔を見ることができず、私はさみしかった。コロナがにくい。担任の先生はちがう学校に行ってしまう。もう会えない。とても悲しい。

 でも、いつまでもさみしがったり悲しんだりしていないで、春休みを存分に楽しみたい。学童保育ではミニオンズやボス・ベイビーなどのビデオを見せてくれる。

 だが、その前に宿題を終わらせることが先ではないかと思った。「チャレンジ3年生」の問題集も片付けておかなければいけない。することがいっぱいある、と気づいた。楽しんでばかりいられない春休みなのだ。

 

 

№51   公園

2020・3・24

大杉 康介(小2)

 3月19日に、しみず公園に行きました。公園についたらタイヤのぶらんこがありました。

 そのぶらんこにぼくがのると、おばあちゃんがぐるぐるとぼくを回してくれました。目が、とっても回りました。おもしろかったです。

 そのつぎに、おばあちゃんとサッカーボールのけり合いをしました。こんど公園に行ったら、おじいちゃんとサッカーをしたいと思いました。

 

 

№52   かぞく

2020・3・24

細川 莉子(小3)

 今から、わたしのかぞくをしょうかいします。

 おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、妹の6人かぞくです。チョコという犬もいましたが1月になくなりました。

 おじいちゃんは、よくケーキを買ってきてくれます。せんたくが大すきで、きれい好きです。

 おばちゃんは、みんなに楽しいことやおもしろいことをしてくれます。わたしは1か月に1回くらい、いっしょにねます。その日まで、ずっと楽しみにしています。

 お父さんはテニスのわざをいろいろ教えてくれます。しごとも一生けんめいしています。おこるとこわいです。

 お母さんはいつもニコニコしています。いっしょにごはんをつくらせてくれます。やさしいです。

 妹は、いつもわたしにとびかかってきます。きゅうにとびかかってくることもあり、びっくりします。ままごとが大すきな、かわいい妹です。

 そんなかぞくが、わたしは大すきです。

 

 

№53   教育実習生          

2020・3・27

山本 奈津(小3)

 最近、学校の先生の「たまご」がわたしの学校に来た。本当の先生の授業を見学して、先生になるための第1歩をふむ20才の教育実習生だ。

 その実習生は、京都総合教育センターで、子どもたちにサッカーを教えているらしい。それを聞いて、クラスのみんながびっくりした。

 わたしは、その実習生とコミュニケーションをいっぱいとりたいと思っている。

 

 

№54   友だち          

2020・4・4

岡村 茉音(小4)

 もうすぐ春休みが終わり、新学期が始まる。今年はだれと同じクラスになるのか、と想像するとワクワクする。

 まだクラスメイトになったことのない人、話したことのない人とも仲良くしたい。でも、そんな人たちから声をかけられたら、きんちょうしてむねがドキドキするかもしれない。

 私は、もっと友だちがほしい。だから、ドキドキにも慣れ、勇気を出して自分から友だち作りをしようと思った。

 

 

№55   テーブルとブランコ   

2020・6・13

岡村 茉音(小4)

 クレイの練習が再開された。2か月ぶりだ。きゅうけいする場所に新しい木製のテーブルが置いてあった。使わなくなったドアを材料にして作ってあった。

 もう一つ、今までコートになかったものを見つけた。テーブルと同じように木で作ったブランコだ。大きなボールにつかまるタイプと、すわるタイプの2種類のブランコだった。

 テーブルは大きくて、しかも4つもあり、ご飯を食べるときに「三密」を防ぐことができる。ブランコは小さな子どもたちが遊ぶのにちょうどいい。早速、子どもたちの楽しそうな声が聞けた。

 テーブルとブランコ。それは練習ができなかった期間に、すべて森コーチが作ったのだそうだ。

 

 

№56   新しいラケット 

2020・6・19

岡村 茉音(小4)

  わたしの誕生日は4月である。外出して祝ってもらうはずだったが、コロナウイルスが広がったため、ラケットをプレゼントしてもらうことになった

  今までは兄の初心者用のラケットと、まきちゃんに貸してもらったラケットを使っていた。初めて「わたし」のラケットを握ることになった。

 お店にはたくさんのラケットが、ずらっとならんでいた。どれがいいのか分からなかったが、店員さんがていねいに教えてくれた。

 体が小さくても楽にふれるもので、今までと同じ長さのラケットを勧めてくれた。ガットの色は、好きな濃いピンクにした 

 ドキドキしながら、ガットを張りあげたラケットを手に取った。うれしかった。

  家で素振りをした。ブンッと、いい音がした。明日、ボールを打つのが楽しみだ。

 

 

№57   お習字

2020・6・27

細川 莉子(小3)

 学校で、始めてお習字を習った。

 さいしょは、とても下手だった。先生が、「しせいをよくして、ひじを上げ、紙を左手でおさえなさい」と言った。10分ほどすると、少し上手に書けた。

 書くことが楽しかったが、用意すること、かたづけすることも楽しかった。

 前から、お母さんにすすめられていたお習字だ。習いに行こうと思った。

 

 

№58   完食

2020・6・27

岡村 茉音(小4)

 久しぶりに94才の曽祖母に会い、北山へお昼ご飯を食べに行った。コロナウイルスのえいきょうで、会うのはお正月以来だったが、以前と変わらず、元気そうだった。

 注文したのは松花堂弁当。「こんなにたくさんは食べられない」と言っていた曽祖母だが、あっという間に完食し、「食べきれなかったら応援するよ」と私の食欲を心配してくれた。でも私は、きっちり食べた。

 曽祖母は、私の分まで本当に食べるつもりだったのだろうか。いや、私に「残さず食べなさいよ」と伝えたかったように思う。だから、私は曽祖母の教えを守った。

 私はおなかいっぱいで曽祖母は残念そうな顔をした。おもしろいランチタイムだった。

 

 

№59   エアコン

2020・6・27

山本 奈津(小4)

 わが家のエアコンは2台、和室とリビングに同じ形のものが置いてある。

 今週の月曜日、和室のエアコンがこわれた。風は出るのだが冷風が来なくて、ぬるくて弱い風だけ吹き出た。リビングのエアコンも、ときどき調子が悪くなる。

 まだ梅雨が始まったばかりで、猛暑が続いている。こんなときに、こわれるなんてタイミングが悪い。

 金曜日、風だけでも吹けばいいと思って、和室のエアコンのスイッチを入れると冷たくて強い風が出てきた。そのままほうっておいたら部屋が涼しくなった。その夜は、エアコンを動かしたまま姉と二人でねた。

 だが、エアコンは2台とも買いかえることになった。20年以上も前の古いエアコンだから、月曜日のようなことがまた起こるかも知れないからだ。

 エアコンが新しくなるのは、来週の日曜日。クレイの練習が終わって家に帰ると設置は終わっているはず。どんな色、形のエアコンなのか、楽しみだ。

 でも、私が生まれたときからのエアコン。別れが、ちょっとさみしい。

 

 

№60   6時間目           

2020・6・28

岡田 真規子(小2)

 6月23日に、はじめて6時間目のじゅぎょうがありました。

 6時間目は給食を食べてからはじまって、書写と音楽をべんきょうしました。2つもあって、つかれました。

 だけど、がんばったのでさいごまで、ちゃんとべんきょうできました。

 

 

№61   祖父の投書         

2020・7・7

岡村 茉音(小4)

 奈良に住んでいる祖父の書いた文章が朝日新聞にのった。祖父の生まれ育った兵庫県の久斗山での生活と雨の日のことが書かれていた。

 米を作り、牛やかいこを飼う農家で、高校を卒業するまで家の手伝いをしたという。今まで聞いたことのない話が多かった。えらいと思った。

 雨の日が、うれしかったらしい。お手伝いが休みになるからだ。「雨の日が好きになった。今も、雨が降ると、ほっとする」と。

 読んでいて、祖父の気持ちがよく分かった。今度会ったら、もっと話を聞きたいと思った。

 

 

№62   雨              

2020・7・9

大杉 康介(小3)

 7月9日の朝に大雨がふりました。とても音が大きくて、ぼくはおきてしまいました。ふったりやんだりしましたが、びっくりしました。

 せっかく学校がはじまったのに、雨がよくふります。あそべる日が少なくなってざんねんです。

 早く、つゆが終わってほしいと思いました。

 

 

№63   雨

2020・7・10

細川 莉子(小3)

   いろんな所で大雨がふっている

   テレビニュースが伝えていた

   川があふれたり道がなくなったり

   家に水が入ったり流されたり

 

   ニュースを見てこわくなった

   雨は今もザーザーとふっている

   夜だから大きな音だから

   もっとこわくなった

  

   セミが鳴くと「つゆ」が終わると聞いた

   ミーンミーンと鳴くと夏が来るらしい

   あついのはいやだが

   まちどおしい

  

 

№64   えのぐ

2020・7・11

岡田 真規子(小2)

 7月3日に、えのおべんきょうをしました。はじめてえのぐをつかえて、とてもうれしかったです。

 さいしょにかいたえは、夕日です。あかやきいろ、おれんじのえのぐをつかいました。

 町もかきました。あお、くろ、みどりのえのぐでかきました。

 とてもたのしかったです。

 

 

№65   母の友だち

2020・7・21

細川 莉子(小3)

 中学生のときからずっと仲の良かった母の友だちが家に来ました。あーちゃんと言います。

 コロナウイルスがうつるとこまるので、外でごはんを食べるのをやめて、家でピザを作ることにしました。

 あーちゃんは、いつも来るとき、おみやげを持ってきます。今回は、妹が好きなイチゴとクリームの大きなケーキと、手作りのアクセサリーでした。アクセサリーは二つのブローチで、キラキラして宝石みたいでした。

 楽しそうな二人を見て、仲の良い友だちを持つことは最高のよろこびなんだ、と思いました。

 

 

№66   リコーダー

2020・8・1

大杉 康介(小3)

 学校のじゅぎょうで、リコーダーをふきました。ゆびでリコーダーのあなをふさいだりあけたりしてふきます。

 今、「シ」や「ラ」はどうしたらならせるのかを習っています。

 ぼくがふきたいのは「ピタゴラスイッチ」の曲です。そして、どんな曲でもリコーダーでふけるようになりたいと思います。

 リコーダーのふき方をおぼえたら、ちがう楽器の使い方も習いたいです。

 

 

№67   しあい  

2020・8・9

岡田 真規子(小2)

 8月2日に、たんばしぜん公園でテニスのしあいがありました。テニスのしあいに出るのは、はじめてです。

 わたしのペアは1年生のさやかちゃんです。さいしょは、きんちょうしましたが、いつもよりサーブが上手にできました。

 あいても、1年生と2年生のペアでした。「真規子もさやかも、ダブルフォールトをしなかったから、かてたよ」とコーチに言われました。

 2つめのあいては4年生のペアでした。2人とも、ひだり手でボールをうつせんしゅで、カットサーブをしました。わたしたちはそのサーブをからぶりばっかりして、まけました。

 でも、とてもたのしかったです。つぎのしあいでは、カットサーブのレシーブをかえせるようになりたいです。もっと練習をして、たくさんかちたいと思います。

 

 

№68   魚つり

2020・8・15

細川 莉子(小3)

 夏休みに家族で小浜へ魚つりに行った。つりに行く日は、なんと朝早く目がさめること。

 長い時間車にのるけれど、お菓子を食べたりみんなとお話ししたりして、楽しくすごした。

 きょうは初めてゴカイというえさでつってみた。するとベラがつれた。かかったときの振動がものすごく強かった。さおが、持っていかれそうになった。でもわたしは、一人でつり上げた。 暑かったが、いっぱいつれた。アジもたくさんつれた。

 うちでは、「つった魚は食べる」というきまりがある。クーラーボックスに入れて持ち帰った。

 母が、天ぷらとおさしみに料理した。きょうもおいしかった。

 

 

№69   ヘアカット

2020・8・19

岡村 茉音(小4)

 髪がのびてきたので、母に切ってもらうことにした。お風呂場へ行き、かたにタオルをかけ、イスにすわったら準備完了。

 私は少しきんちょうしていたが、母は何事もないように落ち着いて、髪をばっさりと一気に切り落とした。あっという間に、かたのあたりがすーっとした。

 五分ほどで母は毛先を整え、「はい、おしまい」と言った。髪が少なくなり、シャンプーをすると洗いやすくなっていた。

 頭がすっきりして、心も少し軽くなったような気がした。

(9月27日の京都新聞「少年少女の作品」に掲載)

 

 

№70   水えい

2020・8・22

岡田 真規子(小2)

 8月18日に、お母さんとお兄ちゃんとおひるごはんをたべてからアクアリーナというプールへあそびに行きました。

 さいしょは、ながさが50メートルのプールでおよぎました。わたしの頭がしずむくらい、ふかかったです。

  つぎはサブプールへ行きました。ここはあさくて、顔が水の上に出ていました。わたしは、ひらおよぎで30メートルぐらいおよげますが、お兄ちゃんにひっぱってもらってあそびました。

 水がつめたくて、きもちよかったです。

 

 

№71   風上と風下

2020・9・5

山本 奈津(小4)

 クレイの練習でコーチに「こっちは風上、あっちは風下や」とよく言われる。最初、どんな意味か分からなかった。

 後になって、風上は風が吹いて「来る」方向、風下は風が吹いて「行く」方向のことだと分かった。

 だから風上から打つボールはゆるくても風に乗って飛ばされやすい。逆に風下から打つボールは風に押されてネットにかかりやすい。

 もっと早く、意味を質問しておけばよかった、と思った。

 

№72   虹

2020・9・5

岡村 茉音(小4)

   どしゃぶりの後

   空を見上げると

   大きな虹がかかっていた

 

   ぱっと心が開かれたようで

   だれかに「虹だよ」と

   伝えたくなった

 

   どこまで

   つながっているのだろう

   日本の裏側の

   アメリカでも見られるだろうか

 

   世界の人たちの心も

   晴れたらいいな

 

 

№73   コクワガタ

2020・9・15

延尾 楓雅(小3)

 テニスコートのよこで、クワガタが木からおちてきました。コクワガタでした。

 おちてきたのは二ひきで、カップルでした。うんがよかったのかな、と思いました。

 ぼくは、かうことにしました。今も元気です。

 

 

№74   ドッジボール

2020・9・15

延尾 泰雅(小5)

 昼休みに、ドッジボールをしました。

 ぼくが校庭にラインを引きました。そのとき、友達が「じゃまだけど、4年生といっしょに遊ぶか?」と言ったので、ぼくは「いいよ」と答え、4年生と対戦することにしました。

 最初、ぼくは外野に出ました。すぐ相手に当てて内野に行きました。でも、当てられて外野にもどりました。

 「くそっ、4年生だけど意外と強いな」と思いました。最後は1点差で負けました。なめたらダメだと反省しました。

 

 

№75   ならのシカ

2020・9・19

細川 莉子(小3)

 家族で、なら公園へ車で行った。どんなところか、ワクワクした。

 長い時間かかった。母が「もう少しで、ならにつく」と言った。

 車が公園の近くに入った。大きなお寺があった。緑がきれいだった。

 シカが見えた。1ぴきだと思っていたら、どんどんふえてきた。公園につくと、シカは数えられないほどいた。

 母がシカせんべいを買った。シカが母の体をつっついたり、母のTシャツをかんだりした。わたしの目はまんまるになった。

 

 

№76   どうしてほしいの?

2020・9・21

山本 奈津(小4)

 赤ちゃん。君はずっと泣いてるけどさ、どうしてほしいの? お腹が空いたの? おむつを替えてほしいの? 泣いてるだけじゃ分からないんだけどなぁ。

 ネコのここちゃん。君はなんで鳴いているの? お腹が空いたの? 甘えたいの?  ミルクがほしいの?

 カブト虫のふうがくん。君は鳴かないけれど、なんで逃げないの?  つかまえてほしいの? それとも放っといてほしいの?

 君たちは、ものを言うことができない。だから、私はどうしたらいいのか分からない。

 でも、それが君たちの表現力だ。私はそれが分かるように努力をしたい。

 

 

№77   おいも

2020・9・24

細川 莉子(小3)

 妹が、ようち園の行事でおいもほりに行った。全部で9本。大きいの、小さいの、太いの、細いの、虫に食べられたのなど、いろんな大きさ、太さ、形のおいもがあった。

 わたしがようち園に通っていたときは5本だった。妹のほうが4本多く量も多かったので少しくやしかった。

 妹がとってきたおいもでスイートポテトを作った。外はカリカリ、中はジューシーでフワフワだった。

 妹といっしょにおいもほりに行き、競争したいと思った。

 

 

№78   月見団子

2020・10・1

岡村 茉音(小4)

 学校の給食に月見団子が出た。きな粉がまぶしてある3㎝ぐらいの団子2つが紙カップに入っていた。もちもちした甘い、私好みの味だった。

 夜、家の外で空を見上げると真ん丸い月が輝いていた。母が白玉団子を作ってくれていて、抹茶の粉をまぶして食べた。少し苦かったが、大人になったような気がした。

 今日は名月、2種類の月見団子を味わえて、幸せな日だ、と思った。

 

 

№79   かせんしき公園

2020・10・3

延尾 楓雅(小3)

 9月27日の日曜日に、家族でかせんしき公園に行きました。

 車からおりるとカマキリがいました。車にひかれるとかわいそうなので、にがしてやりました。

 さいしょに、デコボコ道をジェイボーに乗って走りました。おとうとのしゅんがが、おいかけてきたので、もうスピードを出しました。でも、おいつかれてこけてしまいました。足にばんそうこうをはってもらいました。

 つぎはテニスをしました。そのときもこけました。ばんそうこうがはがれました。いたかったです。

 しゅんがのせいで、いたいめにあいました。しゅんがは一番の悪ものです。

 

 

№80   生まれ変わったら

2020・10・16

細川 莉子(小3)

 鳥は青空の下を、とても気持ちよさそうにとんでいた。うらやましかった。

 もし、生まれ変わることができるのなら鳥になりたいと思った。空をとんで、上から学校やわたしの家がどんなふうに見えるのかと。

 鳥はきれいな声で鳴いたり、友だちをたくさんつくったりすることができるかも知れない。だけど、わらったり、おしゃべりすることはできないのではないだろうか。

 やっぱりわたしは、人間でいい。だって、友だちがいっぱいいて楽しいし、おいしい物をいっぱい食べられるから。

 

 

№81   はなれても友達だよ

2020・10・16

岡村 茉音(小4)

 クラスの友達が転校することになった。最後の登校日に、お別れ会をした。

 今月の31日はハロウィンなので、仮装をしたりカボチャなどの置物を並べてハロウィンの気分を味わってもらうことにした。

 宝探しをした後、転校する友達に、クラスのみんなからの贈り物と寄せ書き、小さな花束をわたした。そしてサプライズで歌のプレゼントをした。運動会でいっしょに演技した曲を「はなれても友達だよ」という替え歌にして、みんなで歌った。

 友達はおどろいてうれし泣きをした。それを見てうれしくて、でもさみしくて私もなみだが出そうになった。はなれても友達でいたい、と強く思った。

 

 

№82   楽しかった紅白戦
2020・10・26
岡村 茉音(小4)
 十月二十四日と二十五日に、丹波自然公園でクレイクラブの合宿が行われた。「合宿」といっても、今年は新型コロナウイルスの影響で、泊まるのはコーチと二組の家族だけ。ほかは二日とも日帰りで参加した。
 二日目に、子どもやOB、コーチや保護者全員が二つにに分かれて紅白戦が開かれた。三回対戦して二勝したほうが賞品をもらえる。
 私はひえ田コーチチームの紅組で、一回戦は佳弘君がペアで一誠・莉子組と対戦した。私は莉子ちゃんのバックをねらって甘い返球を誘い、空いたスペースを突いてポイントを決め、三ー一で勝利した。佳弘君がボールをよくつないでくれたお陰でもある。
 二回戦は稗田コーチと組み、理紗子・想太パパ組が相手だった。保護者と戦うのは初めてで、どのくらいの力加減で打てばいいのか分からなかったが、えんりょなく想太パパに強く打ち込んで、三ー〇で勝った。
 二回戦が終わった時点で紅組の勝利が確定したが、三回戦も行われた。その相手は莉子・楓雅組で私はなっちゃんと組んだ。力の差があり、この対戦も三ー〇で勝った。
 結局、私は三戦無敗だった。紅組が完勝して賞品をもらった。
 保護者やOBとペアになったり敵になったりして試合をするのは、めったにないこと。あっという間に楽しい合宿が終わった。来年はぜひ、本当の「合宿」ができるように、と願った。

83   大人になれば

2020・10・28

山本 奈津(小4)

    朝がくると

 ベッドから飛び起き

 朝食を食べ

    ランドセルを背負い

 ドアを開け

    道路を歩き

    学校へいく

 

 私が大人になれば

    朝食を作れても

    他のものを作るのはむずかしい

    だけど何かを作ることは可能だ

 それを考えるのが

    これからの私の勉強だ

 

 

84   水えい

2020・11・2

岡田 真規子(小1)

わたしは、水えいを習っています。2年生になる前は、いきつぎをするクロールをおよいでいました。

 2年生になった10月には、平およぎを習う2組に上がりました。今は、足を上手に動かすことをがんばっています。

 

 

85   霧の先は?

2020・11・5

山本 奈津

私は、ある山の中を歩いていた。息が小きざみになるほどの急な坂道を登り始めると突然、濃い霧に出合った。

私は想像してみた。霧を通りぬけた先には一体何が待っているのか、と。

地球ではない別世界? ドラえもんがかつやくするような世界? 一時間後の世界?  そんな、心がフワフワするようなことを、私はよく考えてしまう。しかし、実際には霧の先には特別なものは何もなかった。

家に帰って寝るとき、きょうの出来事をふりかえってみた。ねむれなくなるからいろいろと想像するのはやめておこうと思ったのだが、ついつい考えこんでしまった。

 

 

86    秋の食べ物

2020・11・7

大杉 康介(3)

ぼくが秋の食べ物だ、と思うのは柿です。

 秋は木の葉がオレンジ色に変わります。そのオレンジ色と柿の色が同じだからです。また、柿は秋にしか、しゅうかくできないことも理由です。

柿は、冬に食べるのがおいしいです。しるが、じわっとするところもおいしいです。

フルーツだけじゃなく、ほかの秋の食べ物も、さがしてみたいと思います。

 

 

87   調理員さんへ

2020・11・5

岡村 茉音(小4)

きょうの給食に八宝菜が出た。

 わたしは「八宝菜」がきらいではないのだが、給食の八宝菜は苦手である。毎回、とろみ付けの片栗粉が溶けず、「だま」になってソースの中にたくさん混じっていたからだ。

あの、ふにゃっとした固まりの食感がたまらなくいやだ。人参や白菜などの具は、なんとか食べられたが、ソースは飲みこめなかった。

 次に八宝菜が出る日のことを思うと、ゆううつでならない。「給食調理員さん、お願いだから、片栗粉をもっと溶かしてからソースに混ぜてください」。

 

 

88   むかしの家

2020・11・11

山本 奈津

電車の窓から見えていた

   赤い屋根の家

小さいころに住んでいた

わたしの家だ

 

   だがある日   

その家は見えなくなった

   ビルの後ろに

   かくれてしまったから

 

庭にうめた柿のタネは

芽を出して木に育ったかな

   クレヨンで書いた落書きは

消えてしまったかな

   秘密で掘った穴は

どうなったかな

 

   今はどんな人が

   住んでいるのだろう

それとも

   家はなくなっているのだろうか

残ってくれているだけで

うれしいのだけれど

 

 

89 英語

2020・11・12

岡村 茉音

 夏から英語を習い始めた。外国の先生と話すのではなく、CDを聴いて発音し、正しいかどうかを日本人の先生に教えてもらう。

まずはアルファベットを習い、英単語を発音する。英語を話せるようになるには、正確に発音することが大事だと教えてもらった。CDと同じ発音ができるよう、くり返しCDを聴いている。

テニスをすることと同じくらい好きになった。新しい友達もできて、教室に通うのがとても楽しい。

 早く外国人と会話したいと思った。

 

 

90   こっせつ

2020・11・21

大杉 康介

この前、ドッチボールをしたとき、強いボールをうけて右手の小ゆびをこっせつしました。

 ただのつきゆびだと思っていたら、ゆびがどんどん青くなっていきました。病院へ行くと、こっせつだと分かりました。

 それほどいたくありませんでしたが、ほうたいをぐるぐるまかれました。かぞくが、心配してくれていました。

 ぼくは不自由になり、体育でドッチボール、クラブでテニスができなくなりました。

これからは、なにをするときもちゅういしないといけないと思いました。

 

 

91   ブランコ

2020・11・21

岡田 真規子

わたしはブランコが大すきです。でも学校にはありません。

火曜日は学校から早く帰れたので、お母さんと公園へ行ってブランコをしました。公園には、同じクラスの友だちが来ていました。

 べつべつにあそびましたが、ブランコができてうれしかったです。

 

 

92   運動会

2020・11・3

細川 莉子(3)

今年は、ダンスや団体競技のない小さな運動会だった。わたしが出たのは80m走と玉入れの2つだけだった。

順位は、あまりよくなかったけれど楽しかった。そのわけは、わたしの学校は9年生まであって、お兄さんやお姉さんたちが一生けんめいで迫力があり、すごかったから。

9年生がおどった「ソーラン」を見て、感動した。わたしが9年生になったとき、こうはいたちもそんなふうに感じてほしいなと思った。

 

 

93   天王山

2020・11・20

岡村 茉音

久しぶりの学校行事は遠足で、天王山に登った。長岡京からJRに乗って大山崎で降り、そこから徒歩で登山口をめざした。

最初から急な坂が始まり、とてもびっくりした。その先の道のりが心配になったが、坂を登り切ると、ゆるやかな山道が続いてほっとした。途中、周りにたくさんのドングリが落ちていて、拾いながら進んだ。

天王山は、秀吉と光秀が戦った場所で、そのスポットをめぐりながら歩いた。登り始めて一時間半ほどで頂上に到着し、お弁当を食べた。その後、おにごっこをして遊んだ。

 コロナを気にせず、思いっきり楽しめた遠足だった。

 

 

94   久しぶりのおば

2020・11・20

山本 奈津

 きょう、おばに会った。

おばに借りていたドラマのDVDを、母は郵便で返すことになっていた。しかし、ポストに入れるのをわすれたため、おばが家に取りに来たのだ。

 母は仕事に行っていたので、学校から帰ったわたしがDVDをおばにわたした。おばに会ったのは2年以上も前のことだ。お菓子をどっさり持ってきたたおばは、「大きくなったな」と言った。会えてうれしかった。

 おばはスマホでわたしの写真をとった。わたしにとっていとこに当たるおばの子どもに見せるためと言った。いとこは青年。はずかしいなと、ちょっと思った。

 

 

95   合宿

2020・10・27

延尾 楓雅(3)

10月25日にテニスの合宿でたんば自然公園へ行きました。

紅白戦で、3試合しました。でも、全部負けました。

 くやしかったです。

 

 

96   じこ

2020・11・27

岡田 真規子

水曜日の2時間目、国語のべんきょうをしていたときに、「キューン」、「ガッシャーン」という音がしました。なにかが、しょうとつしたような音で、しんぱいしました。

じゅぎょうがおわって、まどから外を見るとタクシーがでんしんばしらにぶつかっていました。ナンバープレートがグシャグシャにつぶれていて、車の前のほうがへこんでいました。タクシーにのっていた人は「だいじょうぶかな」と思いました。

つぎのじゅぎょうがはじまったときパトカーと、きゅうきゅう車のサイレンが聞こえてきました。わたしは、またしんぱいになりました。

 

 

97   三人きょうだい

2020・11・28

細川 莉子

テニスを習っているクレイスポ少には、三人きょうだいが多い。調べてみて、二人きょうだいは、わたしのところだけだと気づいた。

大杉家はこうすけ・さやか・けいた、のぶお家はたいが・ふうが・しゅんが、雲井家はそうすけ・たいよう・ななみだ。ほかに、なっちゃん、そうた君、まおちゃん、まきこちゃんとこも三人きょうだいだ。

 二人きょうだいは、うちだけで、さみしい。わたしは姉か兄がほしかった。でも、もう手おくれだった。

 

 

98   12月

2020・12・5

細川 莉子

 12月は、うれしいことや楽しいことがいっぱいあります。

まず、誕生日が続きます。9日はわたし、その次の日の10日はお母さん、そして14日はおじいちゃんの誕生日なのです。

 楽しみなのは13日に行われる白子行きをかけた全国大会の予選と、24日に開くクリスマスパーティーです。また、大みそかの31日は、夜ふかしができます。

次の日、起きたらお正月です。おせちとおぞうにを食べ、初もうで。お年玉をもらって、1月も気分はルンルンです。

 

 

99   アドベントカレンダー

2020・12・1

岡村 茉音

 12月に入った。毎年この時季になると楽しみなことが来る。キリスト教会で行われるアドベントカレンダーというイベントだ。

それはクリスマスイブまでカウントダウンして、一日1つずつお菓子がもらえる仕組み。お菓子は毎日ちがう箱に入っていて、きょうは丸いチョコレートをゲットした。

24日まで、甘くて幸せな気分にさせてくれる楽しいイベントだ。

 

 

100   水ぞくかん

2020・12・5

岡田 真規子

きょう、お母さんと京都水ぞくかんへ行きました。

 一番すきなところは、オットセイのおよぎかたです。手で1かきするだけでスイーッと、はやくおよいでいくからです。目を見ると、こわかったけれど、およいでいるすがたが、かわいいと思いました。

クラゲコーナーが、かわっていました。大きな水そうが、ふえていたのです。

いつも行くイルカのプールで、ショーを見て帰りました。

 

 

101   とびばこ

2020・11・11

岡田 真規子

きょう、とびばこの3だんのたてにチャレンジしてみたら、とぶことができました。だから、4だんをとんでみました。がんばったけれど、ぜんぜんだめでした。

 でも、6だんのよこはとべます。はやく4だんのたてがとべるようになりたいです。

 たのしかったけれど、くやしいきもちもありました。

 

 

102   誕生日

2020・12・10

細川 莉子

12月9日は、わたしの誕生日。夜ごはんは手まきずし、デザートはタルトに生クリームとマカロンで、いちごがのったケーキでした。

どちらもおいしかったけれど、誕生日プレゼントのニンテンドースイッチと「あつまれどうぶつの森」のカセットが気になってしかたがありません。早くつかいたい気持ちでいっぱいです。一日中つかいたくて、どうしようもありません。これを書いている今も、です。

 

 

103   もみじ

2020・12・11

山本 奈津

もみじは、秋に一番美しいすがたを見せてくれる。葉は赤や黄で、とてもきれいだ。一面が真っ赤に染まる山もある。

葉っぱが道に落ちていることがある。あまりの美しさに、私はうっとりと見入ってしまう。リンゴのように真っ赤で、葉っぱとは思えないほどだった。

いつか、赤や黄以外のもみじも見てみたいと思った。

 

 

104   親子対決

2020・11・12

延尾 泰雅(5)

きょう、テニスで親子対決をした。

ぼくはママと組み、一回目は真規子・真規子ママペアが相手で0対3で負けた。

 次は、さやか・さやかパパペアと戦って1ゲームを取ったが、結局13で負けて、お決まりの最下位にとどまった。

真規子や紗矢花に負けるのは、くやしい。早く、あの2人を「ぎゃふん」と言わせたい。今にみてろ!

 

 

105   寒い一日

2020・12・19

山本 奈津

   私の体を寒さがおそう

手は真っ赤で

   うまく動かせない

   じっとしていると

   余計さむい

せすじがこおって

   くしゃみをした

 

吹く風は弱いのに

   寒く感じるのは

   風が冷たいから

 

きびしい寒さは

   北国に生まれ

   空気にまじって風に乗り

   運ばれてくる

 

その冷気は

   山や畑に雪を降らせ

   海や川に氷をつくる

 

今夜も冷えこんだ

   全身がブルブルふるえて

   温かい食べ物

   飲み物がほしかった

 

   寝るとき

   私は毛布にくるまった

 

 

106   メリークリスマス

2020・12・25

細川 莉子

 クリスマスイブに食べるチョコレートケーキを買うために、母とデパートへ行った。家に帰り、父と妹も加わってケーキに星やベル、雪やツリーをデコレーションした。

夜ごはんは、あつあつのフライドチキンとグラタンで、その後に食べたケーキはふんわりしていた。どちらも、とてもおいしかった。

クリスマスの朝、クリスマスツリーの下にプレゼントが置いてあった。おねがいしていたもので、うれしかった。

プレゼントの中身は、ひ・み・つ。

 

 

107 クリスマスプレゼント

2020・12・25

岡田 真規子

今朝 おきたらサンタさんからプレゼントがとどいていました。

ニンテンドースイッチのゲームをもらえるかなと思っていましたが、とどいたのはウボンゴというパズルをするゲームです。ほしかったゲームとちがったけれど、うれしかったです。

 すぐにウボンゴをしました。パズルをするところが、むずかしかったです。

 

 

108   一石二鳥

2020・12・25

山本 奈津

クリスマスの朝、まくらもとに赤い紙の包みが置かれていた。サンタからのプレゼントだ。

 包みを解くと、ほしかった「スーパーマリオメーカー2」のカセットが入っていた。うれしかった。

 そのゲームは、オリジナルで作ったコースや他人が作ったコースで遊んだり、海外の人とバトル(ゴールをめざす)をしたりすることができる。

お姉ちゃんもほしがっていたゲームだ。私は、「一石二鳥だ」と思った。

 

 

109   南丹高校で取り組みたいこと

2021・1・1

髙垣 佳弘(3)

南丹高校に巡り合えて、夢を持つことができました。

ぼくは、小学生のときからソフトテニスを続けています。始めたきっかけは、テニス部で練習にひたむきに励む兄の姿に感動したからです。

 小・中学生で京都府ナンバーワンに選ばれ、全国大会への出場も果たしました。それは家族やペア、周りの人たちの励ましや助言など、多くの支えがあったからこそ成し遂げられたものです。

開催されるソフトテニスの大会はダブルスによる個人戦が主流ですが、部の活動は、その個人が集まった団体によって行われるのが実態です。その団体は学校という大きな組織の中の小さな、しかし貴重な学びの集団だ、とぼくは考えています。

南丹高校で取り組みたいのは、これまでに体験したことを生かし、新たな課題に挑んで勉学と部活に臨むことです。支援してもらった、たくさんの人たちに応える唯一の姿勢だと思っています。

その上でインターハイ、もっと言えば国体の府代表を目指します。

 

 

110   おばあちゃん

2021・1・1

山本 奈津

 去年の暮れ、久しぶりにおばあちゃんに会った。前に会ったときは、歩くときは何かにつかまっていたように思うが、去年はつえを使うようになっていた。

おばあちゃんは、ひざがいたい、階段を上るのがしんどい、と言った。だから、つえを使うようになったらしい。

 そのつえは、おじいちゃんの手作り。大事に使っているのだと思う。しわしわになった手で、しっかりとつえを持っていた。

 お正月、そんなしんどい身体のおばあちゃんが作ったおせちを食べた。毎年かんぺきなおせちを作っていたが、今回はだし巻きと黒豆だけだった。。

お礼を言おう、と電話をかけた。おばあちゃんは「つえにつかまりながらだから、そんだけしか作れへんかった。ごめんな」と言った。その言葉を聞いて、おばあちゃんが私のもとから、どんどんはなれて行くような気がして、悲しくなった。

 

 

111   お年玉と紅白

2021・1・1

大杉 康介

昨日は大みそかでした。一年で最後の日です。そして一月一日のきょう、年が明けました。

 大みそかの前の日、ぼくは二日後のことを、とても楽しみにしていました。お年玉をもらえる日だからです。

大みそかで楽しかったのは、紅白歌合戦を見ることでした。ぼくは男で、すきな歌手、嵐がいたから白組をおうえんしました。

 でも紅組が勝ちました。「きめつの刃」 を歌う歌手が紅組にいたからだと思います。

 

 

112   もも鉄

2021・1・2

延尾 楓雅

一二月二四日に、「ももじろう電鉄」をしました。地方の名前をおぼえることができる、といって買ってもらったゲームです。

戦ったのは兄と弟、ママでした。でも、ぼくはしゅくだいが終わっていなかったので、ママにかわりをしてもらいました。そのときのぼくは、まけていました。

しゅくだいが終わって、ぼくがゲームにさんかすると、ぎゃくてんして一位になりました。

 

 

113   お正月恒例の行事

2021・1・5

岡村 茉音

 毎年お正月に、福知山のカキ料理専門店で食事する事が恒例になっている。密をさけ、今年も母と兄の三人で行った。

 玄関には大きな門松がかざってあり、のれんをくぐって中に入ると着物姿の店員さんが出迎えてくれた。

 広島県から直送されるカキは実がとても大きくて、おすすめのメニューは土手なべ、と母が教えてくれた。

 みそとだしが入ったなべに具材を入れ、すき焼きのように溶き玉子にからめて食べる。ぷりぷりのカキが、とてもおいしい。他にもカキフライや、おかまで炊いたカキご飯が出てきた。

食べた後は近くの神社に初詣。早くコロナがおさまるように、と祈った。

 

 

114   手話歌

2021・1・18

岡村 茉音

学校で目の不自由な人と交流する会が開かれる。そこでひろうする手話歌の練習を授業でした。

手話歌は、声を出して歌いながら、その歌詞を手話でも表現する。「友達になるために」という題名で、「人はいろんな人と出会い、どんな人とでも友達になれる。そのために人は生まれてきたのだ」という内容だ。

手話をしたことがないので、むずかしかったが何度も練習して全部を覚えた。

コロナの感染者が増えてきたため、交流会は開かれず、ビデオにして見てもらうことになった。歌詞と私達の練習の成果が伝わればいいなと思った。

 

 

115   初打ち

2021・1・2

延尾 泰雅

クレイクラブの初打ちの日です。ボールを打って、おもちゃのダルマに当てる「まと当て」が行われます。

まず1本打ちをして、その後に「まと当て」の練習をしました。ダルマのかわりにボールを入れる小さなカゴを置いてボールを打ちました。むずかしくて、なかなか当たりませんでした。

 本番では、もう少しで当たる直前に他の人が打ったボールにじゃまされて、外れてしまいました。

来年は、絶対当てて賞品を取るぞ!

 

 

116   初打ち

2021・1・10

 延尾 楓雅

1月2日に、クレイの初打ちがおこなわれました。

ボールを打ってダルマにあてる「まとあて」をしました。もう少し、もう少しと思って打ちましたが他の人が当てて、しょうひんをもらえませんでした。おまけをもらったけれど、くやしいと思いました。

 お昼から、親子たいけつのしあいをしました。兄に負けたけれど、さいかいけっていせんをしなくてよかったと思いました。

負けることが多くて、くやしいと思いながらも、その後は、まじめにふつうの練習をしました。もっと強くなりたいです。

 

 

117   クラブ見学

2021・1・15

細川 莉子

4年生に進むとクラブ活動ができる。低学年のときから早くクラブに入りたいと思っていた。いよいよ、そのときが来てワクワクしている。

活動しているクラブは卓球、バドミントン、アスレチック、ボール遊び、昔遊び、コンピュータゲーム、科学、手芸、美術だ。

わたしは卓球クラブに入りたいと思った。ボールがすごいスピードで行ったり来たりしている試合をテレビで見たから。卓球はテニスに、にている。英語でテーブルテニスともいうのだ。

テニスのプレーで、早くて強いボールを打つことが、わたしは好きだ。わたしに向いていると思った。

 

 

118   なべ料理

2021・1・14

岡村 茉音

 習い事から帰宅すると、テーブルの上に鉄なべが置いてありました。きょうの夕飯は久しぶりに、私の大好物のすき焼きです。

 熱した鉄なべに牛脂を溶かし、牛肉を焼きます。砂糖としょう油で味付けし、とうふ・しいたけ・白菜・ねぎ・糸こんにゃくなどの具材を入れて調理します。甘辛いおつゆが肉や野菜にからんで、とってもおいしく仕上がり、ご飯を3杯もお代わりしました。

 奈良の祖母の家では、わりしたというだしを入れて煮るように調理します。作り方がちがっても、どちらもおいしいすき焼きです。

 すき焼きに限らず、みんながなべを囲んで食べるなべ料理は、すごいごちそうだと思いました。

 

 

119   おじいちゃんが心配

2021・1・16

山本 奈津

 コロナウイルスの感染が広がっている中、おじいちゃんは玉子やおもちなどの食べ物を、たまに持ってきてくれる。

でも私は、家に来てほしくないと思った。別に、おじいちゃんに会うのが、いやなわけじゃない。症状が出ていないだけで私がコロナに感染してるかも知れないからだ。万が一、うつしてしまったら体の弱いおじいちゃんが心配だ。お姉ちゃんも同じ気持ちだと言った。

おじいちゃんに、「家に来ないで」と言いかけてやめた。おじいちゃんをきずつけてはいけないと思ったのだ。どうしたらいいのだろう。

 

 

120   2対2

2021・1・11

延尾 楓雅 

テニスで兄弟対決をしました。あいては兄とそうすけのペアで、ぼくはたいようと組みました。 

2回たたかいました。タイトルの「2対2」は、だじゃれです。2人対2人、2回して2回勝つか、2回負けるのどちらかだと思ったのです。わらってしまいました。

 けっかは、いいしょうぶで1対1のひきわけでした。勝てたのは、兄のダブルフォールが多かったからです。

来週、けっちゃくをつけようと思っています。楽しみです。

 

 

121   かき

2021・1・23

細川 莉子

広島のおばちゃま(母の姉)から、かきがとどいた。貝がらがついたままのかきで、見るのは初めて。ゴツゴツ、ガチガチしていた。

母が、きれいにあらってフライパンでむした。しばらくすると貝がらの口が開いて、汐の香りがした。

母が「食べる?」と聞いたので、「うん」と答えた。でも、初めてなので、少しビクビクしながら食べた。

おいしかった。もっともっと食べたかったけれど、なぜか母に止められ、三コで終わった。

電話でおばちゃまにお礼を言って、また送ってもらうことを約束した。

 

 

122   バード君

2021・1・23

山本 奈津

 私は、とてもかわいそうな鳥を知っている。通っているテニスクラブでの出来事で見た鳥だ。

それは、もう何か月も前のことだった。練習中に、何かが金網のフェンスにぶつかる音がした。ふと見ると、鳥が地面にたおれていた。みんながビックリして近よってきた。

森コーチが「多分、のうしんとうを起こしたのだ。そのうち起き上がって飛び去るだろう」と言った。みんなは安心した。

 コーチが、その鳥を落ち葉が積もった場所に運んだ。しかし、鳥は死んでしまった。

私たちは思った。鳥を土の中に、うめてあげよう、と。そして、みんなで鳥をうめた土の上を石で囲み、木の実をおそなえすることにした。鳥に土をかぶせて、おはかを作った。そのとき、全員がかわいそうと言った。

練習日には、みんなはおはかの様子を見にいった。ある日、鳥に名前を付けようという話になり、「バード君」と名付けた。

そのまま月日が流れた。いつしか、おはかを見にいくことを忘れるようになっていた。それに気づいて、おはかに行くと、囲んだ石やおそなえした木の実が雨や風のせいで、どこにあるのか、わからなくなっていた。

私は記憶をたどり、何となく見覚えのある場所を見つけてお祈りをした。お願いごとをするのではなく、気持ちをこめて、安らかにねむってください、と手を合わせた。

改めて、バード君がかわいそうだと思った。家族と、友だちと楽しく飛んでいたのかも知れない。それなのに思わぬ出来事が起きたのだ。まさか、あんな所に金網があるとは気づかなかったのだ。もっと生きていたかっただろうに。

バード君のように死んでいった鳥を、二度と見たくない。むなしくて悲しくなるから。

 

 

123   たんぽぽ

2021・1・29

山本 奈津

たんぽぽは春に咲く 

   色は黄色で

   よく目立つ

 

   花がかれると

   白い綿のようなタネができる

息を吹きかけ飛ばしてみると

風に乗って運ばれていく

 

タネは土に埋もれて生きかえり

芽が出て葉が伸び花が咲く

   葉はギザギザで花は小さいが

   それがたんぽぽの魅力

 

今は冬

たんぽぽはまだ咲かないが

   春が来れば

   どこに

   どれだけ見られるのだろう

 

遠くでも視界に入れば   

   つい駆け寄ってしまう

黄色い花が光って見えて

目をうばわれるのだ

 

 

124   雪を待たず春が

2021・1・28

岡村 茉音

今年の冬は寒いと言われ、日本海側の北陸などでは大雪になっています。去年はほとんど雪が降らなかった私の住む地域でも、今年こそは雪が積もって雪遊びができるのではないかと期待しています。

けれど、今のところ雪が積もるどころか雪が降る気配もありません。待っているうちに春が来そうです。

 

 

125   新しいラケット

2021・1・17

延尾 楓雅

練習が終わってからグリップテープをこうかんしてもらうために、テニスショップへ行きました。店員さんにガットを見てもらうと、ガットはこうかんできない、ラケットを買わないとダメ、と言われました。

 ラケットを買ってもらいました。今まで使っていたラケットは、弟に回します。

新しいラケットを大事にして、練習をがんばりたいと思いました。

 

 

126   どんくさ

2021・1・30

延尾 泰雅

火曜日、学校の「朝休み兄弟学級」で三年生がドッジボールをしていたので仲間に入れてもらった。

 入ってすぐに当てられ、外野に行った。その後、何回も投げたが当てることができず内野にもどれなかった。それだけではなかった。フワフワのボールを投げられて、つき指をしたのだ。

母に「どんくさ……」と言われた。そりゃそうだ。当てられて、当てることもできず、あげくのはてに、つき指までしてしまったのだから。

指は、まだ痛い。

 

 

127   富士山

2021・2・5

山本 奈津

   富士は日本一の山

日本の代表的な山

   静岡県と山梨県に

   またがっている

 

   てっぺんには雪が積もる

   夏が来ても溶けない場所がある

 

   雲海に包まれるときもある

   その上を飛行すれば

朝日がきれいに見える

 

富士山について私は

   まだ知らないことが多い

   きっと美しい自然に

   かこまれているにちがいない   

 

 

128   図画工作

2021・2・6

岡田 真規子

2月3日に、「くしゃくしゃ、ぎゅっ」という学習をしました。おりがみを、ぎゅっとおさえて、動物などを作るのです。

 わたしが作ったのは、ウサギです。今までネコばかり作っていたので、ちがう動物を作ってみよう思ったからです。ウサギがかわいいことも作った理由です。

わたしは何かを作るのが大好きです。つぎの学習もたのしみです。

 

 

129   兄弟対決

2021・1・31

延尾 楓雅

 新しいラケットで練習しました。グリップに、まだなれなかったけれど、ちゃんと打てて、なんだか楽しくなりました。

 親子対決で最下位にならなくてよかったです。そのことで、何となく前よりも強くなった気がしました。

 それにしても兄弟対決はどうなっているんでしょう。1たい1で、まだけっちゃくしていません。森コーチ、わすれていませんか?

 

 

130   豆まき

2021・2・5

細川 莉子

 今年の節分は、少しちがっていた。去年まではお父さん一人が鬼で、豆を投げたのは三人だったのだ。

 今年はお父さんとわたしが鬼で、お母さんと妹が豆の投げ役になった。お面をつけてお父さんと外に出て、家の周りをにげ回った。 お母さんと妹はいっぱい投げてきた。走ってにげても豆が当たり、いたかったので家に入った。その後、ほうきでかんたんにそうじした。

 つぎの日の朝、外を見るときれいになっていた。カラスが豆を食べて、そうじをしてくれていたのだ。

 

 

131   メガネ

2021・2・13

山本 奈津

 わたしは小さいころから、メガネをかけている。

 メガネに「鼻当て」と呼ばれるパーツがある。そのパーツは少し前から曲がっていて、ある日、事件が起きた。

 服を着替えるときに引っかかってポロッと、とれてしまったのだ。何度も曲がるたびに直していたが、むやみやたらにさわったことが原因なのだろう。

 緊急事態と思われるかも知れないが、私はメガネを二つ持っているので、心配してもらうことはない。

 予備のメガネは4万円もする高いメガネで、普段は使わない。でも、今回のような事件が起きると予備のメガネに出番が回ってくる。だからメガネに困ることはない。だけど、あつかいに気をつけようと思った。

 

 

132   ねん土の作品

2021・2・20

細川 莉子

 図工の時間に、えんぴつ入れを作りました。材料は、プラスチックのコップと色ねん土です。

 そのコップに青と白のねん土をつけて、グラデーションにしました。その上にピンクや青、白のねん土で作った太陽やお花を、はりました。

できあがりが気に入りました。お父さんが「太陽がいいな」 、お母さんが「グラデーションがきれい」と言ってくれました。家ぞくにほめてもらったことも、うれしかった。

 妹が「ちょうだい」と言ってきたので、のこったねん土でキノコを作って、あげました。妹は、ニコニコ顔でした。

 

 

133   楽しみな新学期

2021・2・27

細川 莉子

四月から高学年に上がる。四年生としての目標を立てることにした。その一つは、わたしだけの部屋にうつれるので、一人でねることだ。

 二だんベッドを買ってもらうことになったので、小さな「きち」ができる。もちろん、わたしは上でねる。下にはどんな物をおこうかな。どのぬいぐるみをしょうたいしようかな。

一人部屋だと、夜が少しこわいと思っていたが、にぎやかになりそうだ。四年生になるのが楽しみだ。

 

 

134   さんぱつ

2021・2・22

岡田 真規子

 2月21日の日曜日に、かみの毛を切りに行きました。かたぐらいの長さに切ってもらいました。切っている間、テレビでドラえもんを見せてもらいました。

切りおわってから、ヘヤーアイロンで毛をまいてくれました。毛先がクルクルになって、かわいくなりました。次も、まいてほしいと思いました。

 

 

135   そうじ

2021・2・27

岡村 茉音

きょうは、母は仕事で留守です。家のそうじをすることにしました。

まずは、リビングのゆかに落ちているホコリや細かいゴミをそうじ機で吸い取ります。一回ではきれいにならないので、二、三回そうじ機をかけました。

 次は、まどふきです。ぞうきんを水でぬらして、ふいていきます。高い所はイスにのってふきます。ふく位置が変わるとイスを動かさないといけないので、めんどうでした。

最後はキッチンの、ガスコンロの周りのそうじです。ここは、ホコリだけでなく油も付いていて、ウェットティッシュでふきました。ふいてもふいてもベトベトしていて、一番大変でした。

終えると、家の中も心もスッキリしました。

 

 

136   ひな祭り

2021・3・6

細川 莉子

 ひな祭りのおかざりに、「ひしもち」というおかしがありますが、学校の給食では「ひしもちゼリー」が出されます。大好きです。お母さんの子どものころからあるそうで、おいしいと言っていました。

そのゼリーは、下からみどり・白・ピンクの色をしています。春になると、みどりの葉の上の白い雪の間からピンクの花が咲く、というイメージだそうです。

ひな祭りの日は、家でごちそうやケーキを食べます。心がウキウキして、とても楽しい日です。

 

 

137   深海魚

2021・2・28

延尾 泰雅

 今週の自主勉強は、「リュウグウノツカイ」という深海魚のことを内容にしました。漢字では「竜宮の使い」と書きます。体の長さが3mから11mという大型で、ななめに泳ぐ独特な魚のようです。

 名前の由来は浦島太郎の話に出てくる「竜宮城」から取られたそうです。羽衣が舞うような神秘的な姿で「使いに来た」ような魚だ、というわけですが、他の説もあります。

おもしろそうな体や口、目を持つ魚です。次回の学習で、もっと調べたいと思いました。

 

 

138   仲間の卒団

2021・3・13

岡村 茉音          

 三月は卒業の季節。クレイスポーツ少年団でも想太くんが卒団する。

想太くんとは学校が同じということもあり、テニスのことだけでなく、学校のことなど、いろんなことも話してきた。

想太くんのお父さんとペアで親子対決をしたことがよい思い出だ。わたしがミスをしたとき、落ちこんだ気持ちを笑いで吹き飛ばしてくれたことがうれしかった。

一緒に練習してきた想太くんが中学生になり、クレイを去って行くのはとてもさみしい。クラブの雰囲気が、どう変わっていくのか想像できない。

 でも、きっとクレイに来てくれるだろう。そして中学校でもがんばってほしいと思った。

 

 

139   パエリア

2021・3・12

細川 莉子

 パエリアを、お母さんと作った。

ホットプレートに、あらったお米を入れた。サフランでお米を黄色くした。おいしそうに見えた。コンソメとお水とアサリを入れて、コンロの火をつけた。失敗しないか、ドキドキした。

時間が来て、ホットプレートのふたを開けた。アサリがパカッと開いていた。とってもいいにおいと湯気が部屋に広がった。

家族のみんながドンドン食べた。お代わりも、いっぱいした。

 パエリアが、見る見るうちになくなった。ホットプレートが、あっという間に空っぽになっちゃった。

 

 

140   竹の音

2021・3・18

細川 莉子

長い竹

短い竹

   太い竹

細い竹

 

カラ カラ カラ

   コン コン コン

竹と竹がぶつかる音

 

シャラ シャラ シャラ

ザワ ザワ ザワ 

枝と枝がぶつかる音

 

きょうは

ザワ ザワ ザワ 

風の強さで音(ね)が変わる

 

 

141   

2021・3・27

岡村 茉音          

季節は、あっという間に冬から春に移って桜が咲き始めた。近所の神社でも、たくさんの桜が咲きだした。

きょうは姉と、その神社へ夜桜見物に行った。暗やみの桜の木にライトが照らされ、とてもきれいだった。太陽の下で見る桜とちがって感動した。

桜をバックに、姉に写真をとってもらった。美しい桜と友だちになったような気がした。

 

 

142   サクラもち

2021・3・27

細川 莉子

 庭のサクラがきれいに咲いた。

わたしの大好きな、おいしいサクラもちの季節だ。こしあんが入った、かわいいピンクのおもちを塩づけのサクラの葉っぱでつつである。

みんなはどんな食べ方をするのかな。葉っぱは食べないのかな。じょうひんに、少しずつ食べるのかな。

 わたしは葉っぱをつけたまま、がぶりと食べる。葉っぱが、かたかったり芯が残ったりしていたら少し残念だ。

 

 

143    さくら

2021・4・1

細川 莉子(4)

   大きな木

五本のさくらの木

   

   近くで見上げたら

一本に見えた

 

ピンクの花が

大きな雲みたい

 

風が吹いて

花びらがパラパラ

 

道路が

   あっという間に

ピンクのカーペットに変わった

 

       
144   いかりが爆発
2021・4・5
延尾 楓雅
  練習試合で、森コーチがカウントをまちがえました。
  2対0で勝っていたのに1オールと言いました。ムカムカして、ちがうとアピールしたのにコーチは、そのまま試合を続けました。
 その後、2対0なのに2対1と言って、またまちがえたので、いかりをがまんできませんでした。ぼくは、ぶち切れました。そして、ラケットでボールをめちゃくちゃ遠くへとばしました。森コーチはおこって、試合は中止になりました。
 ぼくがしたのは悪い行動ですが、でもカウントは絶対にまちがえないでほしいと思いました。

 

 

 145       花

2021・4・9

細川 莉子

 

  きよ年の秋、お母さんがすすめてくれたお習字の教室へ、たいけんに行きました。楽しそうなふんいきを感じて、習うことを決めました。

 新学期が始まって、「花」という字を練習で書きました。「卄」は野原、「イ」は伸びてきた花のめ、「ヒ」は太陽というイメージがうかんだのです。心の中で咲いたのは、なの花でした。

  書き終わったら、広島のいとこの京花ちゃんを思い出しました。京花ちゃんのお母さんは、わたしのお母さんのお姉さんです。

 今年のお正月は家ぞくで、わたしの家に行くと言っていました。近くの神社へ初もうでに行って、おせちやおもちを食べて、トランプやゲームで遊びたかったのに、コロナのえいきょうで会えませんでした。なつかしく、そしてさみしく思いました。

  京花ちゃんは、なの花のように明るくてやさしい、わたしの「お姉ちゃん」です。早く会えるようになってほしいと思いました。

 (この作品は11月6日に、朝日新聞全国版「子どものギャラリー」に、「花」と書いた書(字)と一緒に載りました。投稿して7か月後の掲載理由は新聞社の都合、紙面に余裕がなかったからだと思います。文中に2つ書かれた「なの花」は、時節柄「コスモス」にしては? と新聞社から言われて置き換えられましたが、それは1つだけでした。また、文末の「ようち園の年長さんになった妹も、楽しみにしています」は削除されていました)。

 

 

№146     

2021・4・23

山本 奈津

 

           命は一つしかない

   生きるために必要な

   大切なもの

 

   生き物が動けるのは

     命のおかげ

   かんたんにいうと

   電池のようなもの

 

   電池はなくなっても

   すぐにとりかえられるが

   命はそうはいかない

 

           一つしかないのに

   「命なんていらない」と言って

   命をすてる人が

           少なくない

 

      でも私は

   命というものを

   理解して生きていく

   私は

   そう決めた

 

 

№147    ブツブツでパックパク

2021・4・22

細川 莉子

 

 春の楽しみな食べ物は、タケノコだ。今年は、いろんな知り合いから、いっぱいもらった。

 お母さんが、タケノコのご飯・煮物・天ぷらなど、たくさんのお料理を作ってくれた。タケノコは家族の大好物なのだ。

 小さな妹も、なぜか大好きでパクパク食べる。でもそのとき、妹のほっぺは必ず真っ赤っかでブツブツだらけ。それでも妹は、パックパク。

 

(この作品は5月23日、京都新聞に掲載されました)